深夜に帰宅すると鍵穴が見えなくて困る

築何十年とたった物件で一人暮らしを「している」、もしくは「していた」という方には分かると思うのですが、仕事や何かの用事で帰宅が遅くなり周囲が真っ暗になってしまっていると、自宅の玄関ドアの「鍵穴」が見えなくて困ることがあります。

おそらく比較的築年数が浅い賃貸物件なら、夜遅かろうが早かろうが、きちんと廊下に電灯がついているのでこのような困りごとは起こらないと思うのですが、あいにくと僕が住んでいるのは築30年は固い、いわゆる「オンボロアパート」です。夜、日が暮れてから帰ると毎度「鍵穴」を手で探り当てるところから始める必要があります。鍵穴を探り当てたら、そこに鍵を差し込めばいいのですが、この一連の作業をしている間も周囲は真っ暗で、正直男の僕でも相当に怖いと感じてしまいます。

言うなれば「深夜に帰宅すると鍵穴が見えなくて困る」なんて状況ですが、こんな状況の我が家では、彼女を自宅に呼ぶのも正直躊躇してしまいます。僕のことだけなら、小さめのマグライトでも鞄に入れておくなんていう対応策でもいいのですが、真っ暗な玄関先でゴソゴソと鞄を漁ってそれを取り出すのは、彼女の前では流石にやりにくいのではないかとも感じるのです。
住んで一年になり、だいぶ慣れてきたこの下宿ですが、もういっそのこと引っ越すのも視野に入れるべきかもしれないと考え始めた僕なのです。